外壁塗装してはいけない劣化状況について

外壁塗装を行う際、劣化状況によって成功可否が異なる耐用年数が延びるという事を知る人は少ないです。

外壁塗装は劣化しているからと、闇雲に塗装を行ってしまうと後が大変です。

そして最終的に劣化が酷くなると施工のためのメンテナンスが大変になり、最悪の場合は費用が更に嵩んでしまう事も考えられます。

そのため、外壁塗装をしてはいけない劣化状況についての解説をします。

劣化状況パターン

外壁塗装を成功に導く、きれいに行うためには外壁状態をしっかりと見極めて、これに適した塗料や工法を選ぶ事が重要です。

また外壁で起きている要因も様々ですが大きく、外壁表面の汚れ、塗装の劣化、建物自体の劣化の3つが主要因と考えられます。

この劣化状況を見極めて、正しい処理方法を決めましょう。

外壁表面の汚れ

外壁表面に付着する汚れとして埃、土、カビ、コケ、藻などが主原因として考えられます。

これらは付着してすぐであれば劣化まではいかず、水洗いだけで除去ができる状態になります。

しかし付着した汚れを何年間も放置してしまうと、水洗いや洗剤だけでは落とせなくなります。

そして最終的には外壁表面や隙間などに強力にこびり付き、塗装面を剥ぐ等の処置をしないと除去できなくなるため非常に厄介です。

塗装の劣化

塗装をしたからと言って永遠に大丈夫と言うわけではなく、塗料自体が劣化します。

塗料の本来の目的は、外壁や屋根の表面に塗膜を形成し、紫外線や雨風などから建物を保護する事にあります。

そのため塗料が劣化すると塗装の本来の目的が失われ、外壁材そのものを劣化させてしまいます。

この状態になると、塗装をし直しても外壁の耐久性を元に戻せなくなるのです。

塗膜に劣化が起きている段階で、早めに新しい塗料で塗り替えてあげる必要があります。

建物自体の劣化

建物自体が劣化している状態で塗料しても保護ができません。

この場合、外壁材の張り替えなど大規模な工事が必要になります。

そのため建築材が家を守れなくなる前に、劣化の初期段階で塗装を行うなどの防衛をするように心がけましょう。

まとめ

外壁や塗装には、耐久年数が必ず存在します。

外壁の耐久年数を延ばすために塗装を行う事は有効な手段です。

しかし汚れの付着や間違った知識で再塗装を行ってしまうと、外壁が逆に劣化の原因になる場合があります。

そして外壁が酷くなると最悪の場合は塗装だけでは済まず、メンテナンスのコストが膨大になってしまいますので、正しい外壁塗装を行うようにしましょう。